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Branding Design Association

「ブランディングデザインコーディネーター資格取得講座」参加レポート

更新日:7月2日

当協会主催「ブランディングデザインコーディネーター資格取得講座」は2024年6月より一般公開講座となりました。これまで企業向けにご提供していた内容を一般公開し、より多くの方にブランディングデザインを学んでいただき、実践していただけるようになりました。


6月の講座には当協会マネージャー長尾も受講者として参加。受講者として参加して感じたこと、自身の変化についてインタビューしました。

━━ブランディングデザインコーディネーター資格取得講座(以下:BDDC講座)に参加した経緯を教えてください。

当協会は複業が認められているので少し前に今後、私自身のブランドを立ち上げる計画があることを当協会の井手理事に話していました。

私が計画している事業は資格が必要なため、資格が取得できてからブランドについては考えようと思っていたのです。正直なところブランド立ち上げについては全くどうしていいのかわからなかったので…。

私は前々職から中小企業支援に携わっていて、ブランドを立ち上げるプロセスについては知っていましたし、支援もしてまいりました。

ところがいざ自分のこととなると何から手をつけたらいいのか…。そこで「自社の価値観を言語化し、表現するための一連のプロセスを経験」するBDDC講座に参加してみたらどうかと井手理事に勧めていただき参加することになったのですが、当初は全く気が進みませんでした笑


━━気が進まなかった理由はどうしてでしょうか。

BDDC講座では事前課題として特許庁のデザイン経営実践支援ツール「デザイン経営コンパス」を記載し自分の考えをまとめておく必要がありました。

「自社を"人"に例えると、どんな価値観や個性を持っていますか?」という問いがあるのですが、それにはまず「自分の強み」を見つけなければと思いました。

ところが「強み」が全くわからなくて、考えに考えた末に私の上司でもあり、中小企業診断士でもある井手理事に思い切って尋ねてみました。

すると井手理事がすぐに返信をくださって…すごく嬉しかったです。ちゃんと見ていてくださっているのだなと思いました。

教えていただいたことをベースに最近新しく出逢った方や親しくさせていただいている方の言葉を思い出して書いてみたら意外と「強み」があるんだなと思いました。

「強み」がわかったら自信がついて「価値観や個性」「自社が社会に貢献できること」「10年後にはどんな会社でありたいか」についてはスムーズに言語化することができました。

特許庁「デザイン経営コンパス」

━━事前課題はクリアできたわけですね。

おかげさまで事前課題を記載して無事に講座当日を迎えました。


━━講座は2日間にわかれていますが、まずは1日目の様子を教えてください。

少人数制のためアットホームな雰囲気での自己紹介から始まりました。

BDDC講座の目的やゴールもこの時点で説明があります。

講師によるデザイン経営コンパスの説明の後、事前課題について共有し、講師や受講者の方からコメントをもらいます。

このコメントをもらうことで更に自分の考えがはっきりしてきます。後押しをしてもらった感じです。

事前課題を少しブラッシュアップして、それを基にいよいよ「自社の価値観を言語化し、表現するための一連のプロセスを経験」する段階に入っていくわけですが、いきなり自社のブランディングやブランドステートメントとは何かを考えるのではなく、「既存企業のブランドステートメントの分析」「架空の会社のブランドステートメントを考える」という段階を踏みます。


━━事前課題からワークを経て、すぐに自社のブランディングやブランドステートメントを考えてみたいと思いませんでしたか。

1日目を迎える時点で言語化の波に乗れていたので、鮮度の良いうちにとも思いましたが、思いついた言葉はメモで書き記しておきました。

既存企業の分析や架空の会社のブランドステートメントを考えることで更に自社・自分のブランドに対する考えが明確になりました。

1日目を終える頃には気負いなく言語化できるようになっていたと思います。


━━順調にワークが進み、2日目の様子はいかがでしたか。

1日目の振り返りを行い、自社のブランドステートメントを制作し、中間発表を行いました。

この時点でも講師や受講者の方からコメントをもらいます。1日目の「価値観や個性」「自社が社会に貢献できること」「10年後にはどんな会社でありたいか」がより具体的になり、外向けになる感じです。これは「インナーブランディング」と「アウターブランディング」に繋がってくるようになります。

そこから更にブラッシュアップし、最終的な自社のブランドステートメントが出来上がりました。この状態でデザイナーさんにブランドステートメントをお伝えして、自社のクリエイティブ制作を依頼することは可能だと思いますが、更にここから「ブランドを表現するためのムードボードの制作」を行いました。


━━ムードボード制作とは具体的に何を行うのでしょうか。

Canvaというオンライングラフィックデザインツールを使用して、アイデアやコンセプトを画像やテキスト、ロゴなどのデザインを使ってまとめたものを制作しました。

私は非デザイナーではありますが、Canvaはデザイナーでなくても直観的に使えるツールですし、講師が都度アドバイスしてくれたので制作することができました。

制作したムードボードを使い、最終発表をして2日間の講座は終了しました。

ムードボードの一例(Canvaより)

━━2日間を通じて感じたことや変化があれば教えてください。

講座に参加する前はブランド立ち上げ準備0の状態だったにも関わらず、講座に参加することで自分の強みがわかっただけでなく、ミッション・ビジョン・バリュー、ブランドステートメントまでも形にすることができました。

これまで様々な創業支援をしてまいりましたが、こんなに短期間で言語化、形にできる講座は珍しいと思います。

元々自分の中にあったものが引き出されたのだと思いますが、短期間でも無理なく形にすることができました。

創業をお考えの方、既に事業を行っていてブラッシュアップされたい方、組織の中でプロジェクトを進めている方や人材育成をされている方にもおすすめしたいと思います。


 

ブランディングデザインコーディネーター資格取得講座の詳細ページ


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