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MIYU

第34回「DX×ブランディング×事業承継=銭湯!」

こんにちは、bdaのメンバー、MIYUです。


先日、久しぶりに銭湯に行ってきました!

何年ぶりでしょうか。

子供のころは近くに銭湯があって、家にお風呂があってもたまに行っていた記憶があります。

おとなになってから銭湯にいった記憶がないので、もう30年ぶりとか、、いやもっとです、、


伺ったのはJR中央線の高円寺にある小杉湯さんです。

ウェブサイト、とても素敵です!


入口はとてもクラシック。国の有形文化財(建造物)に登録されています。



玄関で靴を脱いで、下駄箱に入れて、木の札でロックします。


番台で入浴料を支払い、タオルを借ります。

入浴料500円とフェイスタオル・バスタオルを借りて全部で650円、キャッシュレスで支払います。

タオルと木の札が引き換えで、タオルを返すときに木の札が渡されます。


中に入ると、なかなかの混雑ぶり。繁盛してます!

地元の方、観光客と思われる外国の方、お子さんからおばあちゃままで、いろんなかたがいらっしゃっています。

地元のお知り合いと思われるおばあちゃまどうしの、平和かつ今どきな会話が聞こえてきます。

「こないだ孫の結婚式があってね~」

「あらいいわね~うちの孫はぜんぜん結婚する気ないみたいよ~」

「そうなの~それもいいじゃな~い」(笑)

「そうね~いいわね~」(笑)



お風呂場に入ると、正面に富士山の銭湯絵がどーん!おお~銭湯だ!感が楽しめます。

お風呂はいくつかあります。

熱いお湯、水風呂、ぬるめのミルク風呂(一番人気)、ジャグジー。

もちろん、全部入りました!

アメニティが充実していて、ボディソープ、シャンプーとコンディショナー、クレンジングや洗顔料などもあります。

つまり、、ふらっと行けるんです。


お風呂から上がったら、ギャラリー兼待合室で一休み。

地元の作家さんの作品や書籍が置いてあり、交流の場になっています。

それから、クラフトコーラなど地方のこだわり商品が販売されていて、テストマーケティングの場にもなっているようです。


交流スペースにおいてあるかわら版です。

小杉湯さんは昭和8年創業、現在は三代目の平松佑介氏が代表を務めておられます。

いろいろなメディアに登場されていて、↓はそのうちのひとつです。


タイトルにした「DX×ブランディング×事業承継」について、少し書かせてください。 

銭湯と聞くと、だんだん数が減っている、斜陽産業とイメージされることが多いと思います。でも小杉湯さんはそんなイメージを覆しています。


まずはDXについて。

キャッシュレス導入済で、Airレジを使って売上や来店数を管理されています。

以前は番台担当者が「今日はお客さんが多かった」と、ざっくりだったようですが、データ管理をしっかりされています。詳しくは、小杉湯のバックヤードを支えておられる方の記事をご参照ください。↓


そしてブランディング。

前述の「小杉湯図解」のイラスト、ウェブサイト、どれも素敵です。

ロゴも素敵です。


これらの一つひとつはビジュアル的に美しいだけではありません。

その背景に経営者の想いがあります。以下のサイトでじっくりお読みください。


最後に事業承継について。

上記のサイトで、三代目としての想いや未来に向けての決意表明をされています。


小杉湯さんの取組を実際に伺って身近に感じてきました。

DXはできることから始めたらいいし、事業承継は新しいことに取り組むチャンスだなぁと。

私が小杉湯を知ったのは口コミです。

知人が『「高円寺に住んでいるのに、小杉湯にいかないなんてもったいない!」っていわれたから行ってみない?』と誘ってくれたから。

これって、「おお、ブランディングに成功している!」って思いました。

いろんないろんな取り組みがうまくかみ合っています。


三代目の平松氏のお話し聞いてみたいなぁ。

そして、小杉湯さんのようなかっこいい企業を増やしたい!と強く思いました。


 

著者プロフィール

MIYU

中小企業診断士。「かっこいい中小企業を増やす!」べく、生きています。

デザイン経営に目覚めつつあります。



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